ガラスペンって?

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20世紀初頭に、日本の風鈴職人である佐々木定次郎氏によって考案されたガラスのペン先に端を発していて、ペン先のガラス側面の溝にインクを補充することで頻繁にインクを補充することなく書けることを特徴とした筆記具です。

金属のペン先とは異なり、どんなインクを使っても腐食することなく、あらゆる方向にペン先を向けて書くことができるため、発明当初は事務用として重宝され、またたくまに世界中に広まりました。

その後、ボールペンなどの筆記具の登場により広く使われることはなくなりましたが、平成に入ってからペン軸からペン先まで全てガラスで構成された一体型のガラスペンが作られ(このタイプのガラスペンを指して特に「ひねりガラスペン」と呼ぶ)、見た目の美しさから工芸品としても評価されるようになっています。

因みに私がガラスペンに興味を持つようになったのは、長浜のガラス工房で作られたものを最初に見たのがきっかけで、その繊細な表情とそれまで私がガラス製品に抱いていたイメージにはなかった”筆記具(独特のしっかりとした書き味です)”ということで一目ぼれ!、以来ことあるごとにガラスペンを探し歩いています。
posted by Furin | ガラスペンについて